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low table-ver.c
このテーブルの作成を依頼されたのが、8月の中旬ごろ…
 ほんと、申し訳ないと思いながらも、良くも悪くも、ユルイものづくり
でも、このユルイ時間はこのひとつの机を通して、道具とゆうものについて
深く考えた時間。
朝ご飯を食べているとき…。
犬の散歩に行くとき…。
仕事の合間のふとしたとき…。
ふとんに入り眠りにつくまでのヒトトキ…。 
 ある程度、最初にスケッチブックにラフな完成図を描くわけだけど、
 何パターンか考えていくうちに、何が良いのか分からなくなる
柳宗理の (Yanagi Design)とゆう本のなかに、
 「デザインの構想は、デザイン行為の中で、それが完成するまで刻々変化するのが当然である。
だからデザイン行動の最初に、アイデア・スケッチとか、プレゼンテーションの絵を綺麗に画いて
、基本的スタイルをそれによって方向づけることはナンセンスであり…」云々。。

 まっ、難しくは置いといて、とりあえず大きく変更のない形をつくってみる。
そして天板をのせ、ひたすら眺める、ながめる、ナガメル。。

 そして気づいたこと、当り前なのだが、とにかく自分が欲しいと思えるものを作ること、
 無駄な形はいらないし必要ない、素直に強く。
それは真摯にモノと向き合い、自分なりにだした結論。
 
 
そうやってできたこのテーブルの脚は鈍い光を放ち、所々に錆の跡がある。
そして、天板は、いわゆる豆腐をきったように平滑ではなく、少しデコボコがあり、
全体には、少し白く曇っている、
そして端には、真鍮製の数字の入ったプレートを
打ち付けた、これはフランスの映画館の椅子についていたものだそうだ、
経年による傷、なんともいえない真鍮の色、数字の形、
 これを見つけた時のうれしさは、例えようのないものだったのを思い出す…

  自分のモノへの想いをカタチするのは、簡単なことじゃない、
 簡単に出来てしまうものに想いなどは入らないのだと思う。
   ただ時間や手間がかかるとかそんな基準じゃないけど・・・

   大事なことだと思う。  
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by stelo | 2008-10-27 22:09 | works